ぼんやり窓の外を見て、物思いにふけっているとき、あなたの頭の中ではどんなことが起こっているでしょうか。
「今日の晩ごはんは何にしよう?」「あの時、別の選択をしていたらどうなっていただろう?」と、考えがあちこちへ飛ぶことは、誰にでも経験があるはずです。
このような自発的に浮かんでくる思考は「マインドワンダリング」とも呼ばれ、日常生活の60%もの時間を占めていることが分かっています。
しかし、この「ぼんやり思考」はすべて同じではなく、4つのタイプに分けられることが米エモリー大学(Emory University)の研究で明らかになりました。
さて、皆さんのぼんやり思考はどのタイプでしょうか?
研究の詳細は2025年2月5日付で心理学雑誌『Communications Psychology』に掲載されています。
目次
- マインドワンダリングには種類があるのか?
- ぼんやり思考の4タイプが明らかに
マインドワンダリングには種類があるのか?
私たちの頭の中では、意識的に考えようとしなくても、さまざまな思考が浮かんでは消えていきます。
以前までは、このようなマインドワンダリング的な思考は「ただの雑念」であり、特に大きな役に立つことはないと考えられていました。
しかし近年の研究では、こうした「ぼんやり思考」が意思決定や創造性に重要な役割を果たしている可能性が指摘されています。
例えば、頭の中で自由に思考が飛び交うことで、新しいアイデアが生まれたり、過去の出来事を整理して未来の行動に活かしたりすることができるのです。

一方で、この自発的な思考が「ネガティブな方向」に向かうと、嫌な出来事や記憶を反芻(はんすう)して、それに対する苦痛や不安を深めてしまう原因になることもあります。
実際にうつ病や不安障害の人は特定のネガティブな思考に囚われやすい傾向があることが知られています。