この映像は瞬く間に話題となり、専門家からも「ロボットの身体能力が新たなステージに入った」との評価を受けています。
では、世界で初めて前方宙返りを達成した人型ロボット「PM01」とは、どんなロボットなのでしょうか。
PM01の前宙はロボットアスリートが活躍する未来を予見させる
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人型ロボットPM01には、全身に23以上の自由度が備わっています。
特に腰部は 320度の回転が可能であり、この柔軟性が、人間に近いダイナミックな動きを実現させています。
身長138cm、体重40kgと小柄であり、人間でも難しい前宙を成功させるほどのパワーを秘めています。
とはいえ、宙返りのような複雑な運動を成功させるには、単にパワフルなモーターを使うだけでは不十分です。
パワーを生かすための「正確なタイミングと力の配分」が不可欠なのです。
その点、PM01は自ら学習し、動作の最適化を繰り返すことで、よりスムーズにアクロバティックな動きをマスターしていきます。
EngineAI — the world’s first humanoid robot to perform a front flip!#EngineAI #humaniodrobot #forwardsomersaultintheair #worldfirst #AI pic.twitter.com/rb70CQuWOm
— EngineAI (@engineairobot) February 23, 2025
Boston DynamicsのAtlasが「ロボットの限界を押し広げた」と言われたように、PM01もまた、新たなロボット時代の到来を告げる存在となりそうです。
今回のPM01の前方宙返りは、単なる技術デモではなく、今後の応用を示唆する重要なマイルストーンだと言えます。
この技術はどのように活かされるのでしょうか?