更田委員長も認めたように、特重の完成は原発の安全性とは無関係なので、それを再稼動の条件とするのはおかしい。そもそも新規制基準を再稼動の要件とする規定も原子炉等規制法にはなく、特重の完成を運転の条件とする法的根拠はないのだ。

安全審査と運転を分離し、規制委員会のスタッフを増員する必要がある。原子力の専門知識をもつ人は少ないので、電力会社からの出向を増やすべきだ。人件費は多少増えるが、柏崎原発を無駄に止める年1000億円のコストよりはるかに小さい。