2つ目は環境を買う。
勉強に集中したいなら、有料自習室を契約する。有料自習室は正直、カフェなどと比べて割高で場所も駅から少し離れていることも少なくない。だが、一度月額契約してしまえば、お金を払ってしまっているので行くしかなくなる。また、有料自習室を予約するような猛者は真剣さレベルが違うので、彼らのオーラに良い影響を受けることができる。
筆者の場合、社会人になってから引っ越しに際して有料自習室をやめ、近所の大学図書館を契約して週末起業の仕事をしていた。正直、あまり真剣に勉強する学生がおらず、おしゃべりをしたりPCを開いてもSNSや動画ばかり見ている学生も多かった。しかし、自分の場合だからこそ「自分はサボらず頑張るぞ」と逆に真剣に頑張ろうと前向きになれた。
このように自宅で頑張れない人は、外出先で頑張ればいい。特に仕事帰りに家に帰らず、そのまま自習室やカフェで勉強をしてから帰宅するようにルーチンを作れば続けやすい。
3. 娯楽を捨てる
3つ目は他の娯楽を捨ててしまう。
頑張りたいけどすぐ投げ出す理由は簡単で、やってみたけどつまらないから他の趣味や友達付き合いという楽しいものに逃げているだけなのだ。それならやることは簡単、努力の達成までそうしたご褒美を捨ててしまうのだ。かなりストイックな方法だが、この効果の高さは計り知れない。
筆者は大学に行こうと決めてから、ゲーム、漫画、携帯電話、インターネット契約、友達付き合いなど自分にとってすべての娯楽を捨てた。勉強以外にやることがなにもないので全集中できたのだ。サボっても暇になるなら勉強を進めることで、自己成長から楽しさを引き出すしかなくなる。暇の苦痛は尋常ではないので、頑張る方が遥かにマシなので頑張れる。
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「自分は生まれつき努力できない人間だ」と思い込む必要はない。誰しも学校や仕事、という難しい努力を何年、何十年も継続してきたはずだ。つまり、ほとんどの人は自主的な努力継続は難しくても、強制されれば努力できる資質を持っているのだ。