アマチュアリーグとはいえ、JFLのレベルは決して侮ることはできない。過去最多優勝を誇るHonda FCや昨季までJ3のY.S.C.C.横浜など手強いライバルクラブも少なくない。また、J1やJ2でのプレー経験を持つ選手も複数在籍しており、そのレベルはJ3と大きな差があるとまでは言えない。実際、過去には天皇杯(JFA全日本サッカー選手権大会)で、JFLクラブのHondaが浦和レッズや横浜F・マリノスなどJ1チームに勝利する”ジャイアントキリング”を何度も起こしている。
2022シーズンにはJ2に所属していた盛岡。これまでの実績から当然優勝候補に挙げられてもおかしくないが、容易に勝てるリーグとは言えないのも事実。オフシーズンには経験豊富なベテラン選手の加入もあったが、1月30日に行われた中京大学とのトレーニングマッチでは1対1の引き分けに終わっている。盛岡が再びJ3で戦うためには、JFLで2位以内が必須。ほかにも入場者数や入場料収入などの課題をクリアしなければならないが、果たしてクラブはどう立ち向かうのだろうか。3月8日に開幕する今シーズンのJFL。選手やチームスタッフ、サポーターが一丸となって戦う盛岡に注目したい。