軽自動車のなかでも、圧倒的な室内空間と使い勝手の良さで人気を集める”スーパーハイトワゴン”。特にファミリー層に支持されています。
いまや低燃費をはじめとした経済性はもちろん、先進安全技術の充実も魅力です。
今回は、そんな軽スーパーハイトワゴンのなかから特におすすめの5台を厳選して紹介します!購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
・大人気の軽スーパーハイトワゴンとは
・おすすめ軽スーパーハイトワゴン5選
・ブランドよりもニーズに合ったモデルを探そう
大人気の軽スーパーハイトワゴンとは
軽自動車は、全長3.4m、全幅1.48mm、全高2m以下というサイズの制約があります。
そこで、車両の全高を高めることで頭上まわりに余裕をもたらし、アップライト(直立気味)な着座姿勢とすることで足もとにも広さを持たせた軽スーパーハイトワゴンが人気を集めています。
まずは、ファーストカーとしても使える、大人気の軽スーパーハイトワゴンのメリットとデメリットを解説します。
軽スーパーハイトワゴンの長所とは?

全高を高め、室内や荷室を稼ぐという手法は、軽自動車だけでなくコンパクトハイトワゴンやミニバン、SUVなどでもお馴染みです。
軽では1998年10月登場の三菱 トッポBJが元祖といえる存在で、その後、ダイハツ タントのスマッシュヒットを機に多くのフォロワーを生みました。
軽には、スーパーハイトワゴン、ハイトワゴンがあり、もっとも背が高いクラスが軽スーパーハイトワゴン。その利点はいくつもあります。
まず、背が高く、スクエアなフォルムとすることで、リヤ両側スライドドア化を可能とし、低床設計による良好な乗降性を実現。
狭い駐車場で後席に座る子どもがドアを大きく開けて、隣のクルマや障害物にぶつけてしまうという心配もありません。
子どもや荷物を抱えていてもリヤドアは開閉しやすく、リヤドア下に足先を入れることで、自動で開閉するハンズフリードアを設定している車種も増えています。
タントの助手席側ピラーレスの「ミラクルオープンドア」はもちろん、通常のリヤスライドドアでも大開口を確保するため、後席のチャイルドシートに座る子どもの乗せ降ろしがしやすいメリットもあります。
さらに、背が高く、床面が低いため、自転車などの大きな荷物の出し入れも容易にできます。
急な雨で、自転車で出かけた家族を迎えに行き、自転車と家族を載せて帰るというニーズも少なくないようです。
前述のタントや後席座面を跳ね上げて固定できるホンダ N-BOX(チップアップ)の場合は、テールゲートを開閉しなくてもスーツケースやベビーカーなどの荷物も出し入れできます。
軽スーパーハイトワゴンの短所は?

軽スーパーハイトワゴンのデメリットは、全高が高くなることで車重が重くなり、燃費や加速性能、直進安定性、コーナリングの面でハンデになります。
こうした重いクルマに乗った後に、同じ最高出力の軽い軽に乗ると軽快感に驚くはず。
さらに、全高と重心が高くなることで、コーナーでの傾きが大きくなったり、強風時、高速道路を走る際に進路が左右に振られてしまったりして、頻繁な修正舵が求められることもあります。
また、視界の良さも軽スーパーハイトワゴンに求められるため、ウインドウが大きくなり、遮音性や室内の広さもあってエアコンの利きが悪くなったり、ウインドウが曇りやすくなるなどの悪影響も考えられます。