中国の「気球スパイ作戦」とUFO騒動の関連性
実は、この気球だけが問題ではない。2024年12月には米国の軍事情報サイト「The War Zone」が、中国がドローンや高高度気球を使った偵察を行っていることを報じた。
また、2023年12月にはバージニア州の米軍基地上空でドローンの大群が目撃され、ホワイトハウスでは2週間にわたる緊急会議が開催されたという。この件に関して、一部のメディアでは「UFO現象」として報道されたが、実際には中国が開発した無人偵察機や滑空機が関与していた可能性が高いとの見方もある。
米国の一部専門家は、このような事件が「宇宙人による侵略」などとミスリードされることで、本来の安全保障問題から世論の目をそらされているのではないかと警戒している。