ドイツの選挙戦では、難民対策、それに関連したAfD問題がメディアで大きく報道された。選挙期間中にテロ事件が発生したこともあって不法難民の強制送還などが話題となった。同時に、極右AfDとの対応でファイアーウォール(防火壁)議論が飛び出した。トランプ米大統領の側近イーロン・マスク氏が選挙中にAfD支持を宣言し、ドイツの選挙戦に干渉し、話題をさらった。
第2次トランプ米政権がスタートした。トランプ政権と欧州の盟主ドイツとの関係はうまくいくだろうか。米国と世界第3位の経済国ドイツとの関係は欧州全土にも少なからずの影響を与えるだろう。明確な点は、欧米間の絆が決裂すれば、ロシアや中国が喜ぶことだ。23日の総選挙結果でどのような新政権がドイツで発足するか、注目される。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年2月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。