憧れの高級車を買ったのに「なんか違う…」これってあるあるなの?

車を契約する瞬間には、大きなワクワク感と緊張感が込み上げてくるものです。さらに、それが「憧れの高級車」ともなれば、達成感に震えるような気分になるかもしれません。

しかし性能や装備の充実した高級車であっても、実際に乗りはじめてから「思っていたのと違うな」というポイントが出てくることもあるようです。

今回は実際に高級車を購入したオーナーに、「買ったときの喜び」と「その後の誤算」について聞きました。

目次
おちおち買い物にも行けない…
「キレイに所有する」だけでもお金がかかる

おちおち買い物にも行けない…

憧れの高級車を買ったのに「なんか違う…」これってあるあるなの?後悔したポイント聞いてみた
(画像=©Stasiuk/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

上質なデザインの高級車は、街中でも目を引くものでしょう。しかし、「どんな場面でも目立ってしまうこと」は、想像以上にストレスとなることもあるといいます。

「数年前にアストンマーティンのDB9を中古で購入しました。新車で出た当時からデザインに惚れ込んでいたものの、価格的に手が出せずにいて。でも、株高のおかげでかなり余裕が出てきたんですよね。

ずっと憧れていただけに、納車の前日は興奮して眠れないくらいでしたし、実際にエンジンをかけた瞬間の感動は今でも忘れられません。

ただ、いざ日常生活で使おうとすると、やっぱり周りの視線は気になりますね。コンビニやスーパーの駐車場に停めるだけで、子どもに指をさされたり。それは嬉しくもあるんですけど、知り合いに『あの日ショッピングモールいたでしょ』なんて指摘されることもあり、気が休まらないんですよ。

あと、会社の同僚や取引先の人たちの反応も気になりました。『そんなに儲かってるの?』『悪いことしてない?』みたいに冗談っぽくいわれるけど、どう受け答えしていいのか困ることが増えましたね」(50代男性)

高級車はたしかにステータスにはなるものの、周囲の視線を集めやすく、あらぬ憶測を呼ぶこともあるようです。日常の足としても使う場合には、高級車ならではのプレッシャーが生じることもあるのでしょう。

「キレイに所有する」だけでもお金がかかる

憧れの高級車を買ったのに「なんか違う…」これってあるあるなの?後悔したポイント聞いてみた
(画像=@romankosolapov/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

高級車の洗練されたデザインや、重厚な塗装は、眺めているだけで満足感が得られるものです。しかし、それを維持するための手間やコストが想像以上にかかる面があるといいます。

「黒のレクサスLXを購入しました。圧倒的な存在感に惹かれて選んだんですが、少し放置しただけで汚れがすごく目立つんですよね。

普通の洗車機に入れると傷が気になりますし、週に1度は専門業者に頼むようになり、月3万円近くかかるようになりました。

あとは盗難対策ですね。一応、地下駐車場なのでリスクは低めではあると思うんですけど、盗難台数の多い車種ですし、何かしら手は打っておかないと。

最初はハンドルロックくらいで十分かと思っていたのですが、ニュースでそれでも盗まれてしまった事例を見て、本格的なセキュリティを入れて。その費用だけで50万円くらいかかっています」(30代男性)

せっかく高級車に乗っているのだから、「ボディをいつもキレイにしておきたい」というのは自然な感覚でしょう。洗車にかかるお金のほかにも、タイヤやオイルなど、性能の高い車は費用が高くなる傾向にあります。

さらに、盗難の多い車種では、盗まれないための対策も必須です。このように「普通の車では気にしなくてもよい部分」まで考えなくてはならず、想像以上に出費がかさむ面があるのかもしれません。