これについても少し前の記事は「水準的な逆張りも意義があるように見えるし、方向性にも逆らいづらいようにも見える」と取り上げてきたのだが、直近では反発を始めている。

GSによると長らく売り越しを続けてきたHFが米国株を買い戻しに動いている。

EPSコンセンサスは2025年分の失速が激しすぎてロールアップ込みでも上昇から横ばいに転じている。

NAAIMは再び悲観化してきた。これだけ見るとまだ天井感がない。GSのセンチメントインジケーターもすっかりクールダウンした。

シーズナリティは2月前半の堅調期を通過してやや悪化している。GSは2月後半が「2週間リターン」の中では全年を通して3番目に悪いとされている。日柄では金曜のミシガン大学消費者信頼感の確報値が「碌でもない指標」として控えており、再び週末ヘッジのきっかけになり得るか。

テクニカル。週足はギャップダウンしてからの陽線という妙な展開が続いているが、ようやく綺麗な下ヒゲ陽線となった。下ヒゲの6003は新たに週足サポートとなる。上値については金曜のS&P 500は過去最高値近辺で小さな日足上ヒゲ陰線を作っており、6127は一旦レジスタンスとなる。

シーズナリティからは上値追いを避けつつ、6003より上で押し目買いを試すことになるか。一方6000を改めて割った場合はシーズナリティ通りに3月前半まで調整が長引きそうである。

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編集部より:この記事は、個人投資家Shen氏のブログ「炭鉱のカナリア、炭鉱の龍」2025年2月17日の記事を転載させていただきました。