現在、SNS界隈で「きずな出版の出版コンテスト」が話題です。
きずな出版の出版コンテストには、126名が応募し、まずは予選通過者10名がスクリーニングされ、その後、本選で最優秀賞が決定されるという流れです。出版希望者にとってはまたとないチャンスといえるでしょう。
※ 現在の状況
しかしながら、同時に困ったことが散見されております。まったく親しくない方から、一日に何十通もDMが送られてくるのです。文面には「ありがとうございます」「感謝」の言葉が並べられていますが、本人からは、その意識が微塵も感じられません。「厚かましさ」満載です。
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SIphotography/iStock
「厚かましい」という言葉は、「恥知らずで遠慮がない、図々しい」という意味を持ちます。他人に迷惑をかけていることに対して恥じることがないという解釈です。「厚かましいお願い」とは、他人に迷惑をかける無遠慮なお願いを指しますから、非常に厄介です。
このようなDMを送る前にぜひ考えてほしいものです。不快感を与える前に一言添えることを。
「大変厚かましいお願いですが~」といった表現を使うことで、「ご迷惑で図々しいお願いとは承知しておりますが~」という謙虚な気持ちを表すことが可能ですから。
つぎに、出版オーディションが人気の理由を考えてみました。一つは、きずな出版のブランド力です。きずな出版は「つなぐ」をモットーとし、実用書、自己啓発書、心理学、ビジネス書など、多彩なジャンルの書籍を出版してます。まさに、垂涎の的でしょう。