ナチスドイツは公権力を用いユダヤ人のみならず、人種マイノリティや性的少数者を迫害しました。

迫害された人々には「言論の自由」はありませんでした。

世界恐慌で苦しむ人々の支持を得て政権に近づいたという意味では、ナチスのような極端な意見も許される「言論の自由」がナチス台頭の可能性を生んだと言えるのかもしれません。

しかし、1933年の全権委任法の可決で、反対意見を表明する野党が解体されたことで、ドイツではホローコストにつながる反ユダヤ的な政策が取られるようになりました。

その意味では、「言論の自由」の存在ではなく、その喪失こそがホロコーストの原因だったと言えるのではないでしょうか?

バンス氏を批判するためだけに編み出されたブレナン氏の論法には、批判の対象となった本人も驚きを隠せません。