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【「青山トンネル事故」概要】
1971年10月25日、三重県一志郡白山町で起きた列車衝突事故「近鉄大阪線列車衝突事故(通称・青山トンネル事故)」をご存知でしょうか。自動列車停止装置(ATS)及びブレーキの故障を原因とした列車同士の正面衝突によって、死者25名、負傷者227名を出した大事故です。
その日15時37分ごろ、近鉄大阪線の西青山駅と東青山駅(両駅とも現在と位置が異なる)の間にあった青山トンネル内で、上本町発近鉄名古屋行き特急電車がATSの故障により誤停止しました。しかしその後、運転士や助役によるブレーキの操作ミスで列車は暴走。下り33‰の急勾配を一気に駆け下り、脱線転覆。総谷トンネル内に突入した直後、対向してきた賢島発京都・近鉄難波行き特急電車と正面衝突したのです。(詳細は「Wikipedia」を参照)
列車同士の正面衝突という、この大惨事が発生した現場こそ、今回ご紹介する「旧総谷トンネル」の内部なのです。
【事故現場に突撃!】
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(画像=『TOCANA』より 引用)
旧総谷トンネルは、三重県の某駅から線路沿いに歩いて10分もかからない場所にあり、案内板まで出ています。行き止まりと書かれてはいますが、この先にトンネル入り口があるのです。
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(画像=『TOCANA』より 引用)
懐中電灯の光だけを頼りに、真っ暗闇の砂利道を歩くこと数分……。
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(画像=『TOCANA』より 引用)
旧総谷トンネルの入り口が見えてきます。周辺には非常に重苦しい雰囲気が広がっています。
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(画像=『TOCANA』より 引用)
トンネル内部に入ってすぐ、特に正面衝突の現場になったという入口付近には、そこかしこにえぐられたような、削られたような、事故の痕跡と思しき傷が数多く見受けられます。事故の現場ということからでしょう、幽霊が出るという噂もまた、この付近に集中しているようです。