パワートレインとシャシー

搭載されるエンジンはレギュラーガソリン、自然吸気のK15B型1.5L 4気筒で、102ps/130Nmを発生する。トランスミッションは5速MTと4速ATをラインアップ。手動操作の副変速機のギヤ比は、5速MTは1.000/2.002、4速ATの場合は1.320/2.643となっている。副変速機のポジションは、2H、4H、4Lとなっている。WLTC燃費は、5速MTで14.9km/L、4速ATで13.6km/L。

スズキ ジムニーの5ドアモデル「ノマド」が国内デビュー
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)
スズキ ジムニーの5ドアモデル「ノマド」が国内デビュー
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

ステアリングは、オフロード・モデルらしく電動ボールナット式を採用。サスペンションは、前後ともにコイル・スプリングを使用する3リンク式リジッド・サスペンションだ。

最小回転半径は5.7m(シエラは4.9m)。タイヤは大径の195/80R15サイズ。またブレーキはフロントはシエラはソリッド式だが、ノマドはベンチレーテッド・ディスクとし、リヤはドラム式を採用。

泥濘路やタイヤが浮き上がるようなシーンでは、ブレーキ式LSDが作動し、脱出性能を確保している。

スズキ ジムニーの5ドアモデル「ノマド」が国内デビュー
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

ノマドはホイールベースを延長しているため、ベースとなるラダーフレームも延長され、X型メンバー、センタークロスメンバーを追加し、ねじり剛性を高めている。

また、坂道発進時にブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える瞬間、一時的にブレーキが作動(最長約2秒間)するヒルホールドコントロール、急な下り坂などではブレーキを自動制御することで車両の加速を抑え、定速走行を実現するヒルディセントコントロールも標準装備している。

装備

運転支援システムは、シエラでは単眼カメラとレーザーレーダーを使用したデュアルセンサー式を採用していたが、ノマドは大幅に進化した夜間歩行者検知機能付きデュアルカメラを装備する。4速ATモデルは後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールを標準装備し、さらに道路標識検知機能も強化されるなど、シエラより大幅に充実化されている。

スズキ ジムニーの5ドアモデル「ノマド」が国内デビュー
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

価格

 

スズキ ジムニーの5ドアモデル「ノマド」が国内デビュー
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

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