しばらくまきエサ投入を繰り返していると、奥平さんの弾んだ声が聞こえた。振り向くとサオが豪快にたたかれている。強烈な生命反応、極太の寒ブリか。奥平さんはラインが出されると必死で耐えてかわし続ける。豪快な青物の引きは楽しい。
やがて大暴れしながら青物が浮上、船長が差し出すネットに収まったのは極太寒ブリ。腹パンで背高も半端ない。検寸すると89cm。お見事だ。

寒ブリ83cmゲット
再び青物が回遊してきたようだ。新しい冷凍イワシを鼻掛けにしてタナまで落とし込み、まきエサを放出する。
しばらくするとゴンゴンゴンとサオがたたかれ、サオ先が海面に突き刺さった。即アワセを入れて電動のスイッチオン。巻き上げ途中も豪快な突っ込みが連続する。魚と我慢比べしながら徐々に上げると、「これも寒ブリだよ」と船長。
無事ネットに収まったのは寒ブリ83cm背高21cmで大満足。ハリス10号だったら切れていただろう。

最終釣果
そんなこんなで、その後はアタリが途絶えたので少し早めに沖上がりした。私の釣果はブリ83cmとワラサ76cm。奥平さんもブリ89cmを仕留め、大満足の釣行となった。

3日間寝かせた寒ブリは握りずしと刺し身にしたが、めっちゃ脂が乗っておいしかったのは言うまでもないだろう。

<週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>