しばらくまきエサ投入を繰り返していると、奥平さんの弾んだ声が聞こえた。振り向くとサオが豪快にたたかれている。強烈な生命反応、極太の寒ブリか。奥平さんはラインが出されると必死で耐えてかわし続ける。豪快な青物の引きは楽しい。

やがて大暴れしながら青物が浮上、船長が差し出すネットに収まったのは極太寒ブリ。腹パンで背高も半端ない。検寸すると89cm。お見事だ。

船でのエサ釣りで脂ノリノリの寒ブリ手中【三重・奈屋浦沖】冷凍イワシエサのテンビン仕掛けにヒット奥平さん極太ブリ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

寒ブリ83cmゲット

再び青物が回遊してきたようだ。新しい冷凍イワシを鼻掛けにしてタナまで落とし込み、まきエサを放出する。

しばらくするとゴンゴンゴンとサオがたたかれ、サオ先が海面に突き刺さった。即アワセを入れて電動のスイッチオン。巻き上げ途中も豪快な突っ込みが連続する。魚と我慢比べしながら徐々に上げると、「これも寒ブリだよ」と船長。

無事ネットに収まったのは寒ブリ83cm背高21cmで大満足。ハリス10号だったら切れていただろう。

船でのエサ釣りで脂ノリノリの寒ブリ手中【三重・奈屋浦沖】冷凍イワシエサのテンビン仕掛けにヒット背高21cmのブリ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

最終釣果

そんなこんなで、その後はアタリが途絶えたので少し早めに沖上がりした。私の釣果はブリ83cmとワラサ76cm。奥平さんもブリ89cmを仕留め、大満足の釣行となった。

船でのエサ釣りで脂ノリノリの寒ブリ手中【三重・奈屋浦沖】冷凍イワシエサのテンビン仕掛けにヒット寒ブリの握りずし(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

3日間寝かせた寒ブリは握りずしと刺し身にしたが、めっちゃ脂が乗っておいしかったのは言うまでもないだろう。

船でのエサ釣りで脂ノリノリの寒ブリ手中【三重・奈屋浦沖】冷凍イワシエサのテンビン仕掛けにヒットお刺し身は脂ノリノリ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

<週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>