架空の研究家の名前や創作と思われる詩や史料が登場していたり、いたずらに「1999年7の月」の詩を誇張したり、ノストラダムスの生涯に関する記述などにもかなりフィクションが含まれているなど、実際にはノストラダムスの予言解釈本というよりも、五島勉の小説という色合いが強いと指摘されている。

だが、と学会関係者が本格的に俎上に乗せるまでの長い間、そうした問題点はほとんど指摘されることがなく、ノストラダムスの予言を扱ったテレビ番組などでも五島の著書に沿う形で紹介されることがあったため、この著書による誤ったノストラダムス像が多くの人々に影響を与える結果となった。

いわゆる世紀末本で、その後のオウム真理教事件の遠因といわれているわけだが、1999年7月でなんだからわからないが怖いものが空から下りてきて地球は滅亡する。だってノストラダムスは大予言者で、こんな予言もあんな予言も当たったんだから・・・みたいに子供や情弱は恐れおののいたわけです。

vicnt/iStock

しかもテレビもオカルト番組でコレばかりを取り上げる。はっきりいうと小学生の半分以上は信じてました。私は「信じる?」と聞かれて「訳ないだろ」といってたのでハブかれがちでした。ww

このノストラダムスの大予言にはまった人たちの中には

どうせ1999年で死ぬから勉強なんて無駄 努力しても無意味 資産全部使って遊ぼう

みたいな人たちも多く出て、

デイリーポータルZより引用

ノストラダムスの大予言を振り返る

まさにこういう感じでしたね・・・・

高校の倫理の先生が、ノストラダムスの予言で来月、恐ろしいことが起きる予定だから、休職しますと宣言。三カ月後、何も起きなかったので、と復職していた。

ちびまる子ちゃんで読んでノストラダムスの大予言を知って、自分だけ生き残ってしまったらどうしようと怯えていました。

生き残った人に文明を伝えなくてはと謎の使命感に駆られ、タイムカプセルを作って庭に埋めたような気がします、中身はたぶん便箋やりぼんの付録です。(小学生だったので)1999年の時点では高校生になっていたので、まあ隕石でも落ちてくるのかな?程度にうっすら信じていました。