日本人の海外渡航先で常に上位にランクインするのが、毎年約150万人が訪れるハワイ。家族と一緒に仕事で疲れた心と身体を癒せるハワイでの休暇は、極上のひと時といえる。そんなハワイフリークに注目してほしいのがコンドミニアムでの滞在。投資価値も高く、使わない時には1週間から数ヵ月単位で賃貸するバケーションレンタルの収益性にも注目したい。購入とまではいかなくても、タイムシェアという利用法も選べて便利だ。
コンドミニアムはキッチン付豪華ホテル
コンドミニアムは分譲マンションを基本として、分譲型ホテルやホテル客室タイプなどがある。
コンドミニアムはいわばキッチン付豪華ホテルで、まるでハワイに住む感覚でバケーションを楽しめる。
部屋はベッドルームをはじめ、家具付きのリビングスペースやキッチン、バスルーム、ラナイ(ベランダ)に分かれている。
広さは、ワンルームのスタジオから、リビングとは独立した寝室がある1ベッド、2部屋ある2ベッドなどのタイプがある。
キッチンには自由に料理を楽しめる調理器具や食器など一式を完備。アメリカらしい大型冷蔵庫や食器乾燥機も備え付けてある。
ホテルと同様にフロントサービスやハウスキーピングを利用できるコンドミニアムもある。プールやジャグジー、サウナのほか、BBQ設備やレクリエーションルームなどがあるタイプもある。
ハワイでコンドミニアムを購入するメリット
温暖で過ごしやすい気候や治安の良さに加え、世界有数の観光地ワイキキを抱えるハワイ。若くしてビジネスに成功してセミリタイアを果たし、ハワイ暮らしを満喫するオーナーも少なくない。
小さな島でありながら、アメリカ本土や日本などアジアからの移住者も増えている。古代ハワイアンの遺跡や自然を保護するため土地や住宅の供給には限りがあり、ハワイの不動産価格は過去30年で約4倍以上に高騰している。
オアフ島では近年、ワイキキやアラモナア、その先のカカアコ地区に高級コンドミニアムが続々と建てられており、年々ハワイの不動産市場は勢いを増している。
中古物件も、その多くが1970年代に建てられたにもかかわらず価値が下がることはない。中古物件の耐用年数は短いので、減価償却で高い節税効果を得られるメリットもある。
このように資産価値が安定していることも、ハワイが投資先として人気が高い理由の一つだ。
一般的なコンドミニアムの価格は、中古のスタジオタイプで最低でも15~20万ドル(約1,670~2,250万円)から。中間価格は40万ドル(約4.450万円)強だ。
最上級はカカアコ地区にある超モダンなグランドペントハウスで、3,000万ドル(約33億3,700万円)となっている。
バケーションレンタルで資産運用
日本に仕事や生活の拠点があり常に自身で使わない場合には、購入したコンドミニアムをバケーションレンタルすることで資産運用ができる。
バケーションレンタルに登録し、短期で1週間から、長期で半年以上の貸出で収益を上げることも可能だ。
運用には運営費や管理費のほか、固定資産税の支払いなども必要となる。日本在住者でも、地元の不動産会社やホテルのプログラムとして運用・管理を任せることもできるので安心だ。
コンドミニアムのバケーションレンタルは利用する側にもメリットがある。ホテルに泊まるより広くて便利なうえ、家族や友人同士で利用すればホテルに泊まるより確実にお得になるからだ。
タイムシェアは最新のトレンド
コンドミニアムのタイムシェアは日本ではまだ馴染みが薄いかもしれないが、希望するタイプの部屋の使用権を1週間単位で購入する利用方法だ。
販売価格の一例は1LDKが$29,800~、2LDKは$43,600~。ほぼ車1台分と思えば分かりやすい。これに加え、管理費と固定資産税を支払う必要がある。
ハワイのホテルはオフシーズンが短く、比較的料金は高い。オアフ島でホテルやコンドミニアムなどに短期で宿泊する場合はリゾートフィーとしてハワイ州税4.712%とホテル税10.25%の計14.962%が部屋代に加算される。
よって、毎年ハワイ旅行でタイムシェアに滞在すれば10年でほぼペイできると言われている。
タイムシェアは不動産所有の一形態で、相続や転売も可能だ。ホテルの客室は狭いツインやダブルが主流だが、タイムシェアなら1LDK以上の広さがあるのもメリットである。
ハワイの魅力はライフステージに合わせた楽しみ方
多忙なビジネスパーソンにとってもハワイは癒しの地で、何度訪れてもまた行きたくなるリゾートだろう。
家族や友人同士でマリンスポーツやゴルフ、ショッピングを楽しむなど、ライフステージに合わせた楽しみ方ができるのがハワイ。
時間ができたらハワイでチャージというフリークは多い。投資にも最適なハワイのコンドミニアムは魅力にあふれている。
文・山下祐介(ジャーナリスト)
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