大箱チェーン店の見本のようなメニューや環境

 現在、大戸屋に客が流れやすい環境が整いつつあるという。

「大戸屋ランチ以外のメニューを見てみると、季節ものや企画ものを中心に美味しそうなメニューが並んでいます。コンサルの視点でみてみると、価格や料理構成の手直しがしにくいほど『ほどほどで、ちょうどいい』と感じます。価格帯としては1100円~1500円が中心であり、ご飯の量を増やしたり小鉢や単品を追加すると軽く1000円を超えます。大戸屋としては1000円以下のお手軽なメニューを用意しながらも、それ以上の単価のお客さんを獲得していくことができそうです。

 他店も価格を上げざるを得ない環境になったことで『大戸屋=高い』というイメージが薄まりつつあります。『手頃な価格でそこそこ美味しく、不満のない食事環境』という大箱チェーン店の見本のようなメニューや環境を整えたことで、お客さんが自然と大戸屋に足を運ぶような流れができてきたことが好調の要因ではないでしょうか」

(文=Business Journal編集部、協力=江間正和/東京未来倶楽部(株)代表)

提供元・Business Journal

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