目次
教習ではそう教わるのに実際の路上ではほとんどが「合図と同時」か「合図があと」

教習ではそう教わるのに実際の路上ではほとんどが「合図と同時」か「合図があと」

「合図が早いのはカッコ悪いよね」ウインカーってなんのためにあるんだっけ…なぜ日本人は「ウインカーを正しく使う」ができない?
(画像=©beeboys/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

前述のとおり、右左折や進路変更のときにウインカーを出すタイミングはルールが明確に示されています。そのため、教習所ではこのルールに則った運転を教え、試験等でこのタイミングが不適切な場合は減点の対象に。

つまり、運転免許の交付を受けたすべてのドライバーが適切なウインカーのタイミングを知っていて、そのとおりにできていたはずなのですが、実際に道路を観察しているとそのタイミングは守られておらず、ひどい場合にはウインカーを使用しないこともあります。

周囲に車や人がまったくない道路で見通しもよいような状況だからウインカーは出さなかった、という理由であればまだしも、周囲に多くの車や人がいるような市街地においてもこうした運転を行う人がほとんどなため、ウインカーを出すタイミングが遅いことが常態化していると言えるでしょう。

「ストーカーに狙われるから女性はウインカー出さないほうがいい」「ルールどおりに運転すると初心者だと思われてあおられる」「ウインカーを出して行き先を告げるからかえって妨害されやすい」など、もっともらしい理由を挙げてウインカーのタイミングを遅らせることを正当化する説もあるようです。にわかには信じがたいのですが、実際の道路を見ていると否定できません。