しかし、上潮と底潮がかみ合わず回遊系の魚は低活性のご様子。それでも、底に仕掛けを沈めればウッカリカサゴやアヤメカサゴ、アカイサキ、キツネダイといった魚たちは高活性でコンスタントに釣れ上がり、再び根魚中心に魚とのコンタクトを楽しんだ。ハタ系のアタリも捉えたものの、ハリス切れやオマツリでキャッチならず。

浅場でも深場でも、思わぬ大物のヒットがあるのがこの御前崎沖。実釣に入る前に、しっかりドラグ調整をしておきたい。掛かったときに大物と判断できたら、無理な引っ張り合いは避けてドラグとサミングを駆使してやり取りしよう。
ただし根魚類は別。イトを出したら、あっという間に根に潜られる。ハタ類が出るポイントで底付近で掛けた場合、相手が大物でもイチかバチかでスプールを押さえて一気に底から引き離そう。
ジギングでもヒット連発
一方で左舷トモの乾さんはジギングに集中。ウロコジグやディープライナーのVibを駆使し、オニカサゴやウッカリカサゴを次々とヒットさせ、クーラーボックスの隙間をさらに赤く塗りつぶしていた。

御前崎沖では、100〜300g程度のジグを準備しておけば、さまざまなポイントに対応可能。さらに金洲やマリンロボを攻略する場合は、400gくらいまで準備しておくと。大型の魚ともコンタクトしやすくなる。チャレンジする際はぜひ準備していくことをお勧めしたい。なおジギングをする場合は予約時に伝えておこう。
釣り方としては、スロージギングが主体。張りのあるロッドでしっかりジグを跳ね上げ、フォールで食わせることを意識しよう。
今後のシーズンと御前崎の魅力
この日は根魚中心の五目釣りとなったが、御前崎沖では近場五目、アマダイ五目、泳がせ釣りをはじめジギング、タイラバといった多彩な釣り方と豊富な魚種により、これからの季節一層楽しみが広がる。