■心理作戦の一部なのか?
この募集ビデオの難解な内容ばかりでなく、その制作意図についても数々のメディアが疑問を呈している。
「奇妙なことです。このような秘密の陸軍部隊は、募集資料を作成するべきではない。不要な注意を引くだけのことです」と「The Pipeline」は指摘している。特殊部隊のデルタフォースの新兵募集ビデオが作られないように、こうした秘密性の高い部隊の募集ビデオが存在する意味はないというのである。
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ジャーナリストのディラン・チャールズは「USSA News」で、物議を醸すことこそがこのビデオの目的であり、「心理作戦で行われること、つまり混乱や誤解を招き、リダイレクトし、あなたの心を占領すること」を説明していると解説する。
「彼らは、自分たちが全てを監視し、歪めていることをあなたに知ってもらいたいのです」(ディラン・チャールズ)
しかし「The Vigilant Citizen」として知られる陰謀論サイトは、意図がより暗く、おそらくオカルトに関連している可能性があることを示唆している。
「魔術への言及は、単なる比喩的なものではありません。心理作戦では、ESP(超感覚的知覚)や遠隔透視などの超自然現象が広範囲に研究されていました。そこには常に“魔術”などの要素があったのです」(「The Vigilant Citizen」の記事より)
同部隊の司令官、クリス・スタングル大佐は報道機関に「ビデオは意図的に曖昧に作られており、大局的な心理的作戦の一環として、そこには説得力を持つメディアの作成も含まれる」と語った。つまり、このビデオそのものが心理作戦の一部であるというのだ。
「私たちは、心理作戦の兵士が何をしているのか、必ずしも明示しない作品にしました。なぜなら、正直なところ作戦は非常に複雑で、極めて多くのことがあるからです。魅力的な作品ではないかもしれませんが、これこそが私たちの専門技能が成し遂げるものなのです。視聴者は、私たちの専門技能が何かを感じ取り、私たちの世界に没頭することができると思います」(クリス・スタングル大佐)
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いずれにしてもこのように人々の耳目に訴え、影響力を及ぼす動画を作れるということが、同部隊の潜在能力を効果的にアピールしているといえそうだ。この動画もまた彼らの“武器”であり、「糸を引いている」のは彼らということになるのだろうか。
提供元・TOCANA
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