内閣府の1月の消費動向調査によると、2人以上の世帯のうち「1年後に物価が5%以上上昇する」と予測している人は5割を超えました。消費者心理も萎縮する一方です。

一方で、日本の農業を保護するために高関税が維持され、その結果、国内の食料品価格は上昇し続けています。

エンゲル係数の上昇こそが、日本経済の実態を最も端的に示しているのかもしれません。

生活が苦しくなり、食費の割合が増え、自由に使えるお金が減っていく――。それでも、政府は「緩やかな回復基調」などと言い続けるのでしょうか。