大きく進化したパワートレイン
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パワートレインはゴルフ8となって、1.0Lと1.5Lエンジンがマイルドハイブリッド化されました。
フォルクスワーゲンでは初めて、48Vベルト駆動式スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、それぞれ1.0 eTSI、1.5 eTSIと呼ばれます。
1.0 eTSIは、最高出力81kW(110PS)と最大トルク220Nmというアウトプットですが、数値以上に力強く、高速道路でも十分なパンチが得られます。1人か2人で乗る機会が多いのなら、必要十分といえる動力性能です。
16インチタイヤは、軽めのステアフィールも印象的で、街乗りが中心であればフットワークの面でも大きな不満は出ないでしょう。
ゴルフは本来、ベーシックグレードであっても走りの良さを享受できるのが美点であり、現行型にも引き継がれています。
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いっぽう1.5 eTSIは、最高出力110kW(150PS)、最大トルク250Nmとなり、街中から高速道路、山岳路までさらにパワフルな走りを享受できます。
高速道路の流れを容易にリードできる実力の持ち主で、直列4気筒エンジンは音・振動も抑えられています。
1.5 eTSIは、17インチタイヤを履き、足まわりは引き締まっていますが、ボディの剛性感がさらに高まった8代目らしくフラットライドな乗り心地です。
また16インチの1.0 eTSI系に比べて、とくに低速域の操舵感が増し、ロードインフォメーションもより伝わってきます。
高速域のグリップ力や山岳路での走りも一枚上手で、走りも重視するのなら17インチを標準で履く1.5 eTSI系を狙うのもアリです。
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2021年12月に追加された2.0Lのクリーンディーゼルの2.0 TDIは、年間の走行距離が長かったり、ロングドライブの機会が多かったりする人におすすめです。
110kW(150PS)/360Nmというスペックが示すとおり、最大トルクが分厚いだけでなく、中低速域のレスポンスも良好で、しかもディーゼルとしては音・振動の遮断も見事。
軽油ですむ経済性も含めて、繰り返しになりますが、走行距離が長くなる使い方をするのなら適任でしょう。
なお、「TDI」は、全グレード17インチタイヤを装着しています。