12月の湧水は凛として冷たく、そしてとても澄んでいました。
水が青いのは透明度が高い証拠。青く澄んだ遊水地の底で砂が吹きあがっているのが見えます。これこそがまさに「水の生まれる場所」です。20年から30年ほど地下を流れていた水が毎分60トン、今ここで地表に現れ出てきています。まさに大地の神秘です。
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小さな神社ですが、訪ねる人は後を絶ちません。
水源一帯は白川吉見神社という神社になっています。旧肥後国の広大な農地を潤してきた白川水源。それを崇めないわけがなく、細川綱利の命により造営されたと言われています。
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どこにでもいるな、くまモン。
お土産店ではここで汲まれた水が販売されていました。イメージキャラクターはやはりくまモン。地下から湧いたばかりの澄んだ水の味はまた格別だと思います。
暫しの間水の美しさに見惚れ、心まで美しく清められました。
ここに限らず南阿蘇地方では、他にも多くの湧水を見ることができるそうです。夏になったらこの白川水源を始め、湧水群を見て回って涼を求めてみるのもいいのではないかと思いました。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年2月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。