ホンダと日産自動車の経営統合協議に暗雲が立ち込めています。

関係者によると、ホンダは2月1日までに日産を子会社化する案を提示しましたが、日産側は経営の主導権を奪われることに強く反発しており、統合協議が破談する可能性が出てきました。

日産幹部は「双方の株主が受け入れられる条件を満たすのはほぼ不可能であり、経営統合は困難だ」と述べています。

2024年12月23日 日産自動車・HONDA・三菱自動車 共同会見 HONDA 動画より

日産は昨年11月、業績悪化を受けて、世界で9000人の人員削減や生産態勢の縮小を発表しましたが、ホンダ側はこの対応を不十分と見ています。

日産側は先週末以降も協議を続けていますが、子会社化を受け入れない方針が固まりつつあります。一方、ホンダ側もこの案が拒否された場合、統合協議の破談はやむを得ないとの考えを示しているようです。