2024年2月にカルマルFFからユールゴーデンIFへ完全移籍すると、同シーズンのスウェーデン1部リーグ戦で14ゴールを挙げるなど、湘南ベルマーレ下部組織出身のDF小杉啓太とともに主力選手として活躍。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも、全12試合中11試合のスタメン出場で6ゴール2アシストと結果を残している。
そんなヒュメットの去就を巡っては、スウェーデン紙『エクプレッセン』が1月下旬に「G大阪が獲得を狙っている」とリポート。ユールゴーデンIFは移籍金110万ユーロ(約1億8000万円)のオファーを拒否したが、G大阪は2500万スウェーデン・クローネ(約3億5000万円)まで増額して再度オファーを提示したとみられる。
しかし『Sport Bladet』が2月2日に伝えたところによると、ユールゴーデンIFのスポーツディレクターを務めるボッセ・アンデション氏は「ヒュメットに関して新聞で書かれていたことは真実ではない」などとG大阪移籍報道を否定。「彼を放出する必要は全くない」と、オファーに応じない姿勢を見せたという。
G大阪のFW陣では、母国復帰報道が飛び交っていたチュニジア代表FWイッサム・ジェバリが残留を明言。FW宇佐美貴史やFWウェルトンとともに攻撃陣をけん引することが期待される。ただ一方でFW林大地は、2025シーズンの始動日である1月7日の時点で松葉杖姿であったことから、開幕戦には間に合わないと考えられる。2月4日時点でストライカ-の獲得がなく、林不在の穴が埋まっていないだけに、FWの選手層にやや不安を抱えたままC大阪戦に臨む可能性は十分考えられる。