〉いまの高齢者は「もらいすぎ」の状況にある。そのしわ寄せが氷河期世代にいく。
サラリーマンの厚生年金から簒奪するのではなく、まず検討するべきは歳出削減であり、負担をお願いする優先順位は高齢者世代。国会でも抜本改革の議論を。 DwzvNJLIya
— おときた駿(音喜多駿) / 社会保険料引き下げを実現する会代表 (@otokita) February 1, 2025
日経新聞の記事を引用して「いまの高齢者はもらいすぎ」とポストしたところ、
「年金をもらいすぎていたら、働いているわけがないだろう!」 「高齢者は十分に納めてきた!」
という間違った意見がそれなりに集まってきたので、反論しておきます。
なお、現在の年金は
・デフレを言い訳に、本来やるべき受給調整策(マクロ経済スライド)を怠ってきた ・半分は国庫負担金(税金)が投入されている ・現役世代の負担は過去と比べ物にならないほど重たくなっている
点から「もらいすぎ」であるとの表現はまったく誇張ではないと考えています。
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まず
「年金をもらいすぎてたら、こんなに高齢者が働いてるわけないだろう!」
という意見についてですが、年金だけで暮らさない・暮らせない人がいるのは当然の話です。
年金だけで何不自由なく暮らせる制度設計が少子高齢化の今できるわけがないし、するべきでもない。
年金がいくらもらえるかは、各人がそれぞれ大体はわかっているわけですから、それを見越して人生計画を立てる。
必要であれば年金受給開始後も自助努力として働きながら、仕送りを受けながら、あるいは貯金を崩しながら年金の助けを借りて老後を過ごしていく。
その年金に著しい世代間格差と現役世代への負担過多が生じており、本来マクロ経済スライドで減額すべきであった分をはじめ、歳出削減等の是正が必要ということです。
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続いて「高齢者もたくさん保険料を納めてきた!」論ですが、明確に誤りです。