米投資会社ダルトン・インベストメンツは、フジ・メディア・ホールディングス(フジHD)に対し、3日付で新たな書簡を送付しました。同社はフジHDのコーポレートガバナンスに問題があると指摘し、フジサンケイグループ代表であり、フジHDとフジテレビの取締役相談役を務める日枝久氏の辞任を求めました。
米ファンド、フジHDで日枝氏の辞任要求 「取締役会を刷新」DUvDSeTWB
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 3, 2025
同社は、フジHDが上場企業であるにもかかわらず、ガバナンスに根本的な欠陥があると主張し、「日枝氏は取締役会を実質的に支配しており、今回のスキャンダルでガバナンスの機能不全が明らかになった」と主張しています。
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フジテレビジョン Wikipediaより
同社は第三者委員会の設置を要求する書簡も送り付けており、第三者委員会の設置する運びとなりました。
米ファンド「フジに欠陥」 中居さん騒動で第三者委要求SbzeMF6ByD
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 14, 2025
嘉納修治会長やフジテレビの港浩一社長が辞任しましたが、ダルトンは日枝氏の影響力が残る限り、取締役会の改革は進まないと指摘しています。「なぜ1人の人物が40年近くもグループを支配できたのか」と批判しました。
米ファンド、フジ日枝氏の辞任要求 「独裁者が40年近く支配」
「取締役会について完全な支配力と影響力を保持している」と主張し企業統治の「機能不全」を指摘 「なぜ一人の独裁者が40年近くもこの巨大放送グループを支配することが許されてきたのか」とフジ側を厳しく批判
ホントだわ!はよやめろ pic.twitter.com/7g3rkFePeq
— れびにょん (@finkx) February 3, 2025