テーマは「真冬の野釣りでやらかした!?」。群馬県館林市にある城沼でのリベンジ取材は、いよいよ佳境に差し掛かった。ベタナギなのにドボンを選択した吉田。しかしこれが見事にハマり、後半は独り舞台となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
重めのドボンオモリを使う
城沼のように水深が1m以内と激浅の釣り場を真冬に攻略しようとするなら、長竿はほぼほぼ必須だ。問題はバランス底なのか、それともドボンかだ。
吉田康雄
「本来ならバランス釣りでやりたいですよね。そのほうが楽しいでしょうし。ただ釣れるかどうかは話が別です」
なんで?
吉田康雄
「長竿でバランス底をやるなら風流れがないとか水面が静かだとか条件が整ってないと難しいですよね」
そりゃそうだ。
吉田康雄
「ですが、水深が浅い釣り場で穏やかな日というのは、得てして食い渋ることが多いんです」
荒れてるほうがアタリが出やすいってよく言うもんね。
吉田康雄
「はい。ですがそのような荒れている条件でバランス釣りはほぼ不可能ですので、必然的にドボンになります」
だよね。エサが流されては釣りにならないし、そもそも仕掛けを前に振り込めなければ釣り以前の話だしね。
吉田康雄
「そうなんです。重めのドボンオモリを使えばたとえ向かい風であっても振れますから」
でも、今はほぼほぼベタナギだよ。バランス釣りも可能だったはず?
圧倒するペースに
今回のリベンジ取材はボート騒音によるイレギュラーはあったものの、風は穏やかだった。流れは多少出ていたが、やろうと思えばバランスもできたはずだ。ところが吉田は迷うことなく竿24尺で外通しを選択し、すぐに尺2寸弱をゲット。その後もアタリが続き、並びを圧倒するペースで竿を曲げ始めた。
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