石破茂首相は31日の衆院予算委員会で、立憲民主党の長妻昭元厚労相の質問に対し、2025年が戦後80年の節目であることに触れ、「なぜ戦争を始め、避けられなかったのかを検証することが重要だ。検証するのは80年の今年が極めて大事だ」と述べました。「70年談話」を覆しかねないこの発言に衝撃が走っています。
石破茂首相、戦後80年談話「検証は極めて大事」X9bAD1gR2l
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 31, 2025
「戦後70年談話」では、日本の戦争責任に関する立場は明確に示されており、安倍元総理は「痛切な反省」と「心からのお詫びの気持ち」を表明するとともに、次世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないと述べていました。
戦後70年談話で区切りを付けたはず。
安倍総理は70年談話で、先の大戦での日本の行為について「痛切な反省」と「心からのお詫びの気持ち」を表明し、同時に「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と述べた。… ShP1U4ub
— 梅澤高明@KEARNEY & CIC Japan (@TakUmezawa) January 31, 2025
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安倍元首相(首相官邸HP)と石破茂首相(自民党HP)
過去には村山、小泉、安倍各首相が戦後50年、60年、70年の節目に談話を発表しており、公明党の斉藤鉄夫代表は今回も談話を出すべきだと主張しています。
公明 斉藤代表 “戦後80年にあたっての首相談話を出すべき”LSuQ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 22, 2025
しかし、自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は30日、戦後80年談話の必要性について問われ、「全く必要ない。戦後70年談話がその役割を果たしている」と述べました。