こちらが実際の様子。
では、なぜハナゴンドウたちはこれほどの大軍勢で集まったのでしょうか?
それについて、調査員の一人であるコリーン・タルティ(Colleen Talty)氏は「南の海域へ移動中だった小さな群れがいくつも合流した結果だとみられる」と話しています。
ハナゴンドウの群れは冬季になると暖かい海を求めて南下することが知られています。
今回は偶然にも数多くの小さな家族が一堂に会したようです。
タルティ氏は「ボートの周りを飛び跳ねながら泳いで回るハナゴンドウの姿にはとても魅了されました」と話します。
「彼らは本当に楽しんでいました。あちこちで水面を飛び越えたり、尾で水を叩いたり、船のすぐそばまで来たりして、まるで大きなパーティーをしているようでした。
何度見ても驚かされます。決して飽きることがありません」
またタルティ氏は、特に印象に残った瞬間として、船の前方に立って下を見ると、何頭ものイルカが横向きになり、まっすぐに彼女を見つめていたことを挙げました。
イルカたちが船と遊び続ける中、チームは彼らの進行を妨げないよう、まっすぐ前進し続けました。
「急な動きをしてイルカたちを傷つけることは絶対に避けなければなりません。それが私たちにとって最も重要なことです」とブロドスキー氏はいいます。
「だからこそ、彼らと一緒にクルージングするだけにしました。まさに信じられないような体験でした」
その後、調査チームとイルカの大軍団はそれぞれの目的地に向けて、平和的にお別れをしたようです。
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参考文献
‘Super pod’ of 1,500 dolphins captured on drone video as they cavort off California’s coast
https://abcnews.go.com/Weird/wireStory/super-pod-1500-dolphins-captured-drone-video-cavort-118191594