30日放送のNHK連続テレビ小説『おむすび』にて、ナベさんこと渡辺孝雄(緒形直人)が再スタートを決意。予想をはるかに超える物語に涙腺が崩壊する視聴者が続出した。
■孝雄の再スタート
近くに大型ショッピングセンターを建設する計画を阻止するため、商店街の盛り上げに力を入れるさくら通り商店街の人々。店が建設計画地である孝雄も土地売却を拒んでいた。
ところがそんなある日、孝雄が土地売却を決意したことが判明。聖人(北村有起哉)は孝雄の店に行き、「ホンマにええんか? ここは真紀ちゃんとの思い出が詰まった家やろ。ホンマに売ってええんか?」と尋ねるが、孝雄は「もう決めたんや」「俺は職人や。腕一本あればどこでも、生きていける」「これは真紀が望んでたことや」と答える。
孝雄の背中を押したのは自分と一緒に東京に行きモデルをすることを夢見ていた亡き娘・真紀(大島美優)の「うちのお父ちゃんならどこに行っても大丈夫やもん。日本一の靴職人なんやもん」という言葉で、「東京で“2人で”暮らす」「(真紀は)ここ(心)ちゃんとにおる。だから、真紀といっしょに東京行く」と晴れやかな顔で話した。