こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
国会議員がアンチに対するネガティブな文脈で「プロレス(芸)」という単語を使ったことが物議を醸し、プロレス団体や関係者がSNSで一斉に抗議の声を上げ、当人は謝罪をする事態になっています。
塩村文夏議員「プロレス芸」発言を謝罪 新日本プロレスが訂正求める意見書提出しファンも怒り

塩村あやか議員のツイートの一部(編集部)
私自身もかつて「プロレス」という単語を使って政治論評をしたことは幾度かあり、関連して指摘がありましたので撤回・訂正をさせていただきました。
「プロレス」という言葉を不適切な文脈で使用した議員が問題になっておりますが、私も過去に幾度か「プロレス」という単語を用いて政治論評をしていたことがあります。…
— おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) (@otokita) November 24, 2023
ご不快に思われた関係者の皆様にお詫び申し上げます。
■
塩村あやか議員も撤回、当事者の方々にも謝罪されているものの、周辺ではまだ議論が続いているようなので「プロレス」と政治論評について少し振り返っておきたいと思います。
私自身の考えをまず申し上げますと、
「『プロレス』というのは広く認識されている言葉で、それを論評の類に使うことは全く問題ない」
という意見には一理あるとは思うものの、当事者の方々が不快な思いをされている以上、今後は避けるべきであろうと思っています。
これまで政治界隈でも広く「プロレス」という単語が、多くの場合はある種の愛を込めて、使われてきたことは間違いありません。
「じゃあなんで、女性議員が発言したときだけ炎上・批判するんだ!女性差別だ!」
という発言も今回は一部リベラル・フェミニストの方からなされていましたけども、2016年に萩生田光一代議士が「プロレス」発言をした際もしっかり炎上しています。
萩生田光一氏「田舎のプロレス」発言の波紋 レスラーも激しく反発
こちらの2016年の記事にもあるように、小島聡選手や鈴木みのる選手が声をあげています。
もちろん当時は声をあげなくて、今回は声をあげた方もいらっしゃるでしょうけども、それは時おりの状況としかいいようがないわけで
「なんで今回は会社やこんなに多くの人が!」
と一部リベラルの方々が責め続けているのは、ご自身たちが批判をしてきたホワットアバウティズム(じゃあ◯◯の件はどうなんだ、と議論・責任をそらす論法)そのものではないでしょうか。
そういう不毛な争いはさておき、とりわけ誤解を生みやすいネット上では「当事者の方が嫌ということや用語使いは避ける」とシンプルな対応に終始するのが一番ではないかと思います。
■