もちろんテレビのワイドショーの報道の目的は、正しい結論を導き出すことで無く視聴率を稼ぐことです。意味のないやり取りを続けていても、それが視聴者にとって面白く興味を惹かれる内容であるならそれで良いのです。
しかし、これが仕事や投資になると、そうはいきません。正しいインプットが得られなければ、アウトプットには意味がありません。
当たり前と思うかもしれませんが、このような不毛な議論をして時間を浪費することは意外に多くあります。
正しい判断をするために必要なことは、出来るだけ情報を発信している当人に近いところにアプローチして、バイアスやノイズの無い一次情報を得るようにすることです。一次情報にアクセスできなければ、複数の情報源からの内容を比較検討し、信ぴょう性の高い内容を推察する。
今回の報道を見ていて、ワイドショーのコメンテーターに意味のある判断をするためにはできる限り一次情報へのアクセスをすべきという当たり前のことを、再確認させてもらいました。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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