三豊には香川県ならではの、うどんを使ったエクスペリエンスや、インスタ映えする日本なのにウユニ塩湖のような父母ヶ浜といった他にはないコンテンツが存在します。

多くの地方自治体が街おこしで、ゆるキャラを作ったり、東京の二番煎じをやっているのとは対照的です。

そこに行かなければ得られない唯一無二の体験を提供できるという強みが、人を惹きつける原動力になっているのです。

日本の地方には素晴らしいコンテンツがまだまだたくさん眠っています。美しい自然の風景や、それぞれの地域に根ざした食文化。同じ日本とは思えないバラエティー豊かな世界が存在するのです。

凡庸な企画で、せっかくの魅力的なコンテンツを無駄にするのではなく、魅力を最大限にアピールできるプロデューサーと力を合わせることで、街を生まれ変わらせることができる。

せっかくのコンテンツを活かせる街と活かせない街。これから発展する地方と衰退する地方の2極化がさらに進んでいきそうです。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年2月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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