4つ目はベッドの上で食事だ。

部屋で食事をするのはルームサービスくらいと思いきや、人によってはビジネスホテルなどでは夜遅くチェックインをしてコンビニ食などもあるのだろう。ベッドが汚れると大変な迷惑になってしまうのだ。

5つ目は備品の持ち帰りだ。

窃盗という犯罪行為なわけだが、ヘアドライヤーなどを持ち帰る人が一定数いるようである。筆者の親族にリゾートホテルで働いている人がいるが、「たまに持ち帰る人がいる」といっていた。チェックインの際には名前も住所も申告するのに、よく堂々と犯罪行為をするなと驚いてしまう。

ホテルは「知り合いの家」

筆者はホテルをよく使う人間だと書いたが、使用する時は「知り合いの家に泊まらせてもらっている」くらいに考えて、なるべくきれいに迷惑をかけないように心がけている。

ホテルには住所も名前も申告しており、チェックインで顔を合わせている。またその次にも同じホテルを使う機会があるかもしれない。

実際、沖縄で宿泊したホテルでは一年ぶりにいった際に「おかえりなさい」と書かれた札を持ったイルカのぬいぐるみが部屋で出迎えてくれた(子供が大変喜んだ)。

また、朝食バイキング会場に利用客以外の人間が紛れ込み、逮捕される事件もあり、ホテル側は思っている以上に利用客をしっかり見ている。

それを考えると、「このお客さんは前回、ひどい使い方をした」とホテルに要注意人物として記録されるような無様な使い方はとてもできない。

「お金を払っているのだから」と好き勝手振る舞うのはあまり気持ちの良い話ではない。お客様は神様という言葉があるが、マナーを逸脱する人は同じ神でも疫病神なのだ。

 

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