夕暮れまで、穴釣りで5尾仕留めた。なかなか順調といえる。日没間際にアタリが集中したが、ベラやフグも入れると、こんな寒いのに結構な数が釣れた。退屈しない。しかし、そんなふうに機嫌がよかったカサゴも、夜になるとイカの切り身でもワームでもまったく釣れなくなった。今は昼のうちにたくさん食べて、夜はさっさと巣穴の中にこもってしまうのだろう。
メバルはすっかり抜けている
夜釣りの部、1.5時間程度と計画して、ぱぱっと釣っていくことにした。移動しながらキワの表層メバリング。たまーにアタるのだが、魚が小さすぎるのだろう、ノリきらない。真冬の小型のショートバイトはあまりにきつい。深追いすればドツボだと思い、港内のオープンに投げて、沈めながら群れを探ることにした。
使用したウェイトはタングステンの2g、2.5gのジグヘッド。すると、ボトムからスッと上げたところで何かがアタる。それも二回連続できた。まあカサゴかな、ということで少しウェイトを軽くして、食い込みやすく調整してみた。
突然の良型アジ2尾!
ところがどうだろう、思惑通りかかったのはかかったが、魚は別だった。なんと良型アジ!こんな水温でもいるんだな、と何やらつくづく眺めてしまう。昨年末に大阪南港で釣って、わずか三週間程度で抜けてしまったのでガックリきていたが、ここで「再会」できるとは。ちょっと感動してしまった。

そのあと、もう一尾追加した。メバルの気配は出なかったので、ここで納竿とした。
帰りの電車の中で、「まだまだなんとかなるもんだ」とちょっと浮かれていたが、やはりそんな簡単なものではないとすぐに気を引き締めた。おそらくマグレみたいな薄い群れの回遊に、運よく当たっただけだろう。再現性はない。ただ、昼間の穴釣りは、まだ完全終了していないとは思った。とはいえ、もう自分は1月に釣りに行ける機会は限られている。まだ今年釣果が出ていない方には、泉南を勧めたい。