冬の定番!コクとキレ、両方楽しめる「和歌山ラーメン」に舌鼓
(画像=『PR TIMES』より 引用)

自然の美しさと歴史的な名所、温泉地など魅力的な観光地が数多くある和歌山県。金山寺味噌や醤油、なれずしやめはりずしといった郷土料理・食文化も長い歴史とともに育まれてきました。また、独特の進化を遂げている食もあります。豚骨醤油の濃厚なスープで体が芯から温まり、寒い冬にぴったりな和歌山ラーメンもその1つです。

■和歌山ラーメンの特徴は?

ベースになるのは豚骨醤油スープ。ただし醤油と豚骨、どちらが前に出てくるかで2種類に大別されます。醤油をメインとするあっさりしたキレのある味わいの「車庫前系」と、豚骨をメインとした白濁&こってりしたコク深い味わいの「井出系」の2種類です。「車庫前系」は、戦前から昭和40年代頃まで走っていた路面電車と関わりがあります。路面電車の路線沿いに、屋台の中華そば店が多く出店し、そのうち車庫の前で営業していた店舗が源流になったのだとか。そんなエピソードが、車庫前系と呼ばれる所以と言われています。路面電車廃止後は、市内を中心に広まっていきました。もう1つの「井出系」は、1953年創業の「井出商店」が元祖とされます。なお、いずれの系統の和歌山ラーメンも、早ずしやゆでたまごなどと一緒にいただき、会計は自己申告制であるのが一般的です。

■醤油のキレと豚骨のコク、両者の「いいとこ取り」が和歌山ラーメン

県内にはたくさんの和歌山ラーメンが食べられるお店があります。"車庫前系"、"井出系"それぞれの発祥の店をはじめとして、代表的なお店をいくつかご紹介します。

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。