また、中居氏との会食に他の放送局のアナウンサーが同席していたとの報道について、全く知らなかったと述べました。調査する必要があると考えているとコメントしています。

  1. 嘉納会長・港社長辞任の時期

    港社長は、今回の問題に対する責任を感じ、早い段階で辞任を決断していたことを明らかにしました。社内対応や問題の発覚後の混乱を受け、経営トップとして辞任が必要であると判断したとのことです。

  2. 広告収入への影響

    今回の問題によるスポンサーからのCM停止や撤退の影響について、清水賢治新社長は「現在、影響を精査中であり、具体的な収益減少の規模は未確定」と説明しました。加えて、民放の番組配信サービス「TVer」などの広告配信にも影響が出始めていることを報告しました。また、CMを差し替えた対応に際し、企業への返金の対応を取っていることも明らかにしました。

    フジ新社長に就任するフジ・メディア・HD専務清水賢治 フジテレビ会見動画より

  3. フジテレビの組織改革の必要性

    港社長と清水新社長は、フジテレビ内のガバナンスの改善や企業風土の刷新が急務であると述べました。具体的には、会食や親睦会に関する新たなルールの策定、人権やコンプライアンスに関する教育・研修の徹底を検討中であると説明しました。

  4. 旧ジャニーズ問題との類似性

    会見では、旧ジャニーズ事務所の問題との類似性についても質問が寄せられました。これに対し遠藤龍之介副会長は、「過去の芸能界問題の教訓を十分に生かし切れなかった」と反省を示しました。さらに、今回の問題が芸能界全体の風土改善にもつながるべきだと述べました。

  5. 日枝氏の責任

    異例の長時間会見では、日枝久相談役の責任に関する質問が相次ぎました。しかし、経営陣は日枝氏の業務執行に直接的な関与はないとして、明確な回答を避けました。責任分担や役員構成の見直しについては、第三者委員会の報告を待って判断すると説明しました。

    日枝久氏 Wikipediaより