ヒラメ釣りの一級ポイントとして知られる茨城県日立沖の海域。今シーズンは解禁当初こそ数が出ていたが、12月中盤には勢いが終息し、釣況が心配されていた。しかし、イワシの群れが入って、状況は一転。イワシを追う大判が動き出し、掛かれば大判間違いないとあって人気は再燃中だ。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・菅野順也)
釣友丸でヒラメを狙う
午前5時45分、日立港久慈漁港より釣友丸で出船。夜明け間近の海をゆっくり20分走ってポイントへ到着。舵を握る若林一船長より「水深は13mです。横流しで左右入れ換えながらやります。準備できた人から始めてください」とのアナウンスで釣りを開始。
餌は船の前後に用意されたマイワシで、うろこの剥がれなどなくコンディションは良好だ。
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1時間ほどアタリが無かったが、辺りが明るくなると魚も動き始めた。今シーズンすでに4回ヒラメ釣りに通い自らヒラメフリークと語る、古賀市・阿部雪雄さんは「一発で食ってきたから、大きいのがきたかと思いましたがこれでした。まだまだサイズアップを狙いますよ」と、船中一匹目となる1kgサイズからスタート。続けてタモが準備された。
本命ほかスズキも登場
阿部さんの釣友で同行のさいたま市・阿部晴記さんは「この魚は初めて釣りました。強く走ったので青物が掛かったかと思いました。本命ではありませんが嬉しいですね」と大型のスズキを釣り上げた。さらに阿部雪雄さんの竿が再び曲がり、2kg・3kgと有言実行のサイズアップに成功。
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若林船長に上手く釣るコツをうかがうと「一番大事なのは小まめな棚取りです。オモリが底を引きずらないようにしてください。生き餌を使用しているので誘いはあまり必要ありませんが、食いが落ちている時にはゆっくりと誘ってみてください。追いかけて食ってくる時もあります」とのこと。
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