手術と処置の詳細

 医師は上顎洞を開く手術を実施し、眼窩に刺さった箸を安全に取り除いた。さらに副鼻腔内視鏡検査を行い、他に異物や感染の原因となるものがないかを確認した。この箸は食事に使用されたものであったため、傷口の徹底的な清掃が患者の回復において重要であったという。

 医師は今回のケースについて、箸が眼球を避けていたため幸運だったと述べつつ、この種の怪我は極めて危険であり、早急な専門医の診察が必要であると警告した。特にアルコールの影響下で負傷に気付かないケースが多いという。

 このような事例は稀だが、同様の事例がないわけではない。数年前には、台湾でプラスチック箸が頭蓋骨に刺さった女性のケースがあり、またベトナムでは5カ月間も箸が頭に刺さっていた男性の事例も報告されている。

 今回のケースは幸運が重なったものの、迅速な対応がなければ命に関わる事態となり得た。飲み過ぎて箸が目に刺さっても気付かないとは、ある意味で究極のタフさとも言えるだろう。しかし、どれだけ楽しい夜を過ごしても、翌朝に「頭が痛い」とか「財布が空っぽだ」くらいで済ませておきたいものだ。

提供元・TOCANA

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