昇降格枠がそれぞれ3つへ増えた影響もあり、久しぶりにJ2で戦うクラブも多い。J1から降格した札幌が2016シーズン以来9年ぶり、鳥栖に至っては2011シーズン以来14年ぶりのJ2参戦となる。J3からの昇格クラブでは富山が2014シーズン以来11年ぶり、FC今治はクラブ初の参戦だ。

J1クラブでは鹿島アントラーズと横浜FMが、J3クラブではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッド、AC長野パルセイロ、アスルクラロ沼津、FC大阪、奈良クラブ、テゲバジャーロ宮崎、そして新たに参入する栃木シティと高知ユナイテッドがJ2未経験クラブ。昇降格により、どのクラブがJ2に参戦するのか見ものである。


Jリーグ 写真:Getty Images

J1とJ3から各6クラブが流入

2024シーズンからJ1は下位3クラブがJ2へ自動降格、J2では上位2クラブおよびJ1昇格プレーオフを勝ち抜いた1クラブの計3クラブがJ1へ昇格し下位3クラブがJ3へ。J3からJ2への昇格も上位2クラブとJ2昇格プレーオフを勝ち抜いた1クラブの計3クラブへと拡大された。そのため、2025シーズンは昨季もJ2に所属していた14クラブに、他のカテゴリーから新たに参戦する6クラブを加えた計20クラブで構成されている。

つまりJ2はチームの流動性が上がっており、各クラブは1年たりとも気を抜けないため補強に余念がないのだ。昇降格の争いがより激化することは間違いない。それに伴い選手の流動性も上がり、より競争力のあるリーグへと成長を続けている。今シーズンのJ2がどのような結末を遂げるのか、今から楽しみで仕方がない。