■余った分を保存する際も…
前出のように、木の板の第1の役割は「かまぼこを崩れにくくする」というもの。
こちらについて、紀文担当者は「加熱する前のすり身は柔らかいため、山型に成型するために板を使用しています」と説明している。

(画像=『Sirabee』より引用)
続けて「しかし、じつはもう一つ役割があるんです。それは、かまぼこの余分な水分を板に吸収してもらうため」「ご家庭でかまぼこを使用する際も一度で使い切らないようであれば、かまぼこだけをラップで包むのではなく、板の上に乗せて一緒にラップで包み、冷蔵庫に入れることを推奨しています」と、その意外な役割を明かしてくれた。
つまり、木の板はかまぼこの「見栄え」だけでなく、「美味しさ」を保ち続ける、無くてはならない存在だったのだ。