新聞やテレビは欧州の右派政党に「極右」とレッテル張りをしていますが、本当に彼らは「極右」なのでしょうか。それにミャンマー政権には必ず軍事政権とつけますが、中国や北朝鮮にはなんで共産独裁軍事政権とか、サウジアラビアになんでイスラム独裁政権と枕詞をつけないのでしょうか。大変不思議です。
ドイツ極右「再び強国に」 来月総選挙
総選挙を2月23日に控えるドイツで、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が支持率を伸ばしている。選挙戦では反移民を掲げ、第1党の獲得を意識した宣伝戦略を始めた。
欧州連合(EU)の否定と単一通貨ユーロからの離脱、原子力発電やロシア産ガス購入の再開、難民支援の削減――。
AfDの選挙公約の資料には、景気低迷で疲弊する大衆に受けやすい内容が並ぶ。
ドイツは2024年も2年連続でマイナス成長になった。それまでに東西ドイツ統一を果たした1990年以降で1度しかなかった異常事態だ。「欧州の盟主」として君臨してきたが自信も余裕も失った。
党員のダニエルさん(40)は以前は政治活動に関心がなかったという。転機はシリア内戦などで100万人規模の難民や移民が押し寄せた2015年だった。移民の制限を唱え「家の扉を閉めるのと同じだ。冷蔵庫の中にみんなの分があるわけではない」と話す。
当初は反ユーロが旗印だったが、次第に反移民などの排外主義的な主張を強めている。独情報機関の連邦憲法擁護庁は過激な極右組織との疑いから監視対象に指定する。実際、AfDの幹部や支持者はナチス時代のスローガンを唱える問題も繰り返してきた。