なお、ChatGPTはiOS・Android版でも提供されています。ですが2024年10月現在は、GPTsの作成は基本的にはパソコン上でしかできません(※GPTsの使用はスマホアプリからも可能です)。そのため、PC版での操作を前提に解説している点はご了承ください。
またChatGPTにログインすると、まっさらなチャットが表示されると思います。このチャット上で、あなたの情報をメッセ―ジとして打ち込んでChatGPTに教えることでも、一応ChatGPTを「あなた特化」にカスタマイズすることは可能です。
しかしこの方法だと、会話の総量が一定数を越えると、最初に入れたあなたの情報からその後に続くやりとりなど、古い情報から徐々に、ChatGPTは忘れていってしまいます。
都度のチャットでも記憶が保持されるようにする「メモリ機能」というものもあるのですが、これはGPTsとは違い、今後あなたがChatGPTと始めるすべてのチャットにあなたの情報が共有されてしまいます。理由は省略しますが、この方式だと回答の精度が下がる場合が多いため、今回は違う方法を取っています。
なんでも回答してくれる、万能のMyAIは作れる?安心して生成AIに自分の情報を入れ込めるとなると、あなたの性格や趣味をよく知り、自分専用にカスタマイズされたGPTsである、「MyAI」を作りたくなってきますよね。そこで
「ジャンルごとにわけずに、あらゆる自分の情報を詰め込んで、自分にとっての完璧・万能なMyAIは作れないのか?」
という疑問を持つ方も居るかもしれませんので、解説しておきます。
これは可能か不可能かで言えば、できないことはないです。しかし、あまりお勧めしません。なぜなら、あらゆる情報を入れてしまうと、あらゆる角度から回答やアドバイスが来てしまうからです。
たとえば、あなたのあらゆる情報を入れた、パーフェクトなMyAIを作ったとしましょう。そしてそのMyAIに、ある日転職の相談をしてみたとします。すると、あなたの趣味を知っているMyAIは、あなたの趣味を通じての気分転換を進めてきます……もちろん、それが悪いわけではないのですが、目的達成までの道のりはブレてしまいます。転職について考えているのであれば、転職に特化した回答をしてほしいですよね。