OUT
- 三田啓貴(契約満了)
- 井上潮音(サンフレッチェ広島へ完全移籍)
中盤は数こそ少ないもののチームにとって影響の大きい動きがあった。注目の新戦力としては北海道コンサドーレ札幌より駒井善成が加入。複数のポジションをこなし、チャンスメイクからゴールに至るまで攻撃の柱となれる選手だ。昨季は得点力不足にも悩んだ札幌でチームトップタイとなる6ゴールを挙げており、32歳とベテランの域に入っているがまだまだ存在感は衰えておらず新天地でも活躍が期待される。
一方で、大きなマイナス要因となり得るのが井上潮音の移籍であり、チームにとって重要な中盤の舵取り役を失ったと言えよう。また、J1の複数クラブを渡り歩いてきたベテランの三田啓貴も契約満了でチームを離れている。
得点やアシストといった働きが大いに期待できる駒井の加入に加え、昨季期限付きで加入し4ゴール5アシストを挙げた中野嘉大も完全移籍へ移行となっており、攻撃面では大きな収穫のあった今冬の横浜FC。とはいえ、チームの心臓部である井上流出の影響が小さいとは言い難いことから評価は横ばいの「C」とした。
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FW(フォワード):評価D
IN
- 駒沢直哉(早稲田大学より加入)
- 鈴木武蔵(ガンバ大阪より完全移籍)
OUT
- 髙橋利樹(期限付き移籍期間満了に伴い浦和レッズへ復帰)
- カプリーニ(RB大宮アルディージャへ完全移籍)
前線はやや戦力ダウンも懸念される動きとなった。他クラブから加入の新戦力としては、昨季ガンバ大阪から北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍し6ゴールを挙げた鈴木武蔵が加入。最前線でのチャンスメイクにも期待できる戦力が加わった。
しかし、流出した選手を考慮すると手放しでは喜べない。昨季途中に浦和レッズから期限付きで加入し、31試合に出場した髙橋利樹が期限満了で浦和へ復帰。元々が期限付きであったとはいえ、主軸を務めたFWが居なくなったのは痛い。さらに、昨季38試合すべてに出場しチームトップタイとなる7ゴールをマークしたカプリーニがRB大宮アルディージャへ移籍。ゴールだけでなく突破力や強烈なシュートでも存在感を発揮していた選手なだけに、大きな攻撃のピースを失ったと言えよう。