しかし、その後はピリッとしない。アタリすらない時間が続く。魚探にも反応がなくなった。水深が浅いということは手返しよく釣れる一方で、異なるタナの群れが回遊することがないため、魚のいない場所を釣らなければならないリスクがある。
特にドーム船となれば、自分の意思で場所移動できないのが欠点だ。それでも、ドーム船内はポカポカ、間食をしながらゆっくりと群れが入ってくるのを待つことにする。
群れが回ってくるのは20~30分に1度ほどで、釣れるのは3~5分ほど。群れが入ってきた時に、どれだけ手返しよく釣るかが勝負になりそうだ。それでも、時間とともに群れが入ってくる間隔が長くなり、釣れなくなってきた。
そこで、釣り座が空いていたので、魚探を持ってウロウロしてみる。すると、もう一方のドーム船では群れは小さいものの、比較的速い周期で群れが出入りしている。テントが設置された台船の側面には大きな群れがいるので場所移動。
時刻は12時を過ぎているが、ここから爆釣といきたいところ。諦めの悪い私は、過去に納竿直前の大型ニジマスやアユの夕上りの入れ掛かり、夕方に浮いてきたワカサギの爆釣を何度も体験している。
当日もしつこく試行錯誤を繰り返すが、釣況はやや改善したものの爆釣とはいかず、14時45分に納竿した。
最終釣果
釣果は5~15.5cmを289尾1,365g。当歳魚中心だったが、15cm超級が3尾交じった。数日前には、トップ釣果が100尾にも満たなかったようなので、ぜいたくは言えない。
ただ、水深の浅い同湖で15cmを超えるワカサギが育っていることを考えると、湖のポテンシャルは高い。
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<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>