うり坊という名の由来

(画像=『FUNDO』より引用)
イノシシなのに、なぜ大人はそのまま「イノシシ」と呼び、子どもは「うり坊」と呼ぶのでしょうか?
ここからは、うり坊という名前の由来についてご紹介します。
瓜(スイカ)の模様から
うり坊の名前の由来は、見た目そのままです。
体の縞模様が、瓜の縞模様に似ているためそのように呼ばれています。また、体型も楕円形で瓜の形に似ているからなんだとか。
ちなみに、なぜこのような瓜の模様になっているのかというと、それは天敵から身を守る保護色になっているためだといわれています。
うり坊は天敵が多く、1度に3頭~5頭生まれたとしても生き残れるのはその半分くらいなのです。
主な天敵は野犬やキツネの他、フクロウやカラスなど・・・。それらの天敵から身を守るために、瓜のような縞模様になっているようです!
これは木漏れ日が差し込む背景などに溶け込みやすくするためだと考えられており、天敵から見つかりにくくする効果があるそうです。
ただ、大人になるとその模様は消え、黒や茶の一色になります。
これだと「天敵に狙われてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、その心配は無用です。
実は日本で、大人のイノシシの天敵となるのは、クマくらいだといわれています。
つまり、保護色になる必要がないのです。襲われる不安もないからこそ、イノシシの大人は一色なんですね。