18~19世紀の科学者とSF作家たち

 18世紀の数学者レオンハルト・オイラーは、地球は空洞で、中心に太陽があり、人が住んでいると考えた。ハレー彗星の発見者エドモンド・ハレーも、地球内部には3つの「層」があると信じていた。これらの説は科学的に証明されていなかったが、エドガー・アラン・ポーの『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』(1838年)やジュール・ヴェルヌの『地底旅行』(1864年)といったSF小説に影響を与えた。これらの作品は、地球空洞説への関心を高め、地球内部に未知の世界が存在する可能性というロマンをかき立てた。

「地球空洞説」とは…古代から伝わる地球空洞説の真相
(画像=画像は「Amazon」より,『TOCANA』より 引用)