2022年には「SHIBUYA TSUTAYA」でVHSが取り扱い拡大
寿命が近いとしたVHSですが、媒体としての需要は2020年代になっても決して「小さい」わけではありません。その理由には先に述べた遊☆戯☆王のように、VHSでしか製品化されていない作品なども多く、VHSがまだまだ記録媒体としても貴重な存在であるためです。
たとえば2022年には「SHIBUYA TSUTAYA」でVHSの取り扱いが急拡大するなど、レンタルショップでもVHSが再注目されるタイミングがありました。

もっとも「SHIBUYA TSUTAYA」で急拡大したVHSの取り扱いは、2024年4月に行われたインバウンド向けのリニューアルオープンの際に消えてしまいました。インバウンド向けにリニューアルされたSHIBUYA TSUTAYAは来館数が絶好調ともされており、リニューアル前に設けられた「VHSコーナー」は需要がニッチすぎたともいえるかもしれません。とはいえ、近年でもVHSを求める層自体は一定数いたとも言えるでしょう。
購入や録画から数十年経った保存状態の悪いVHSの修復は可能なの?
先にも述べた通り、ユネスコが磁気テープの寿命について警鐘を鳴らすなどVHSの劣化は進んでいます。そしてVHSに残された映像には、DVD化も配信もされていない貴重なものが含まれている可能性が十分にあります。つまりVHSをデジタル化するメリットは大きいです。とはいえ「録画から数十年以上経過し、テープの状態も悪いVHSのデジタル化は可能なのか」など不安を持つ方もいるでしょう。
結論から言えば、仮に手元のVHSの状態が悪くとも、専門店や、ダビングを受け付けている家電量販店にあきらめずに相談することをおすすめします。
VHSのデジタル化を2024年現在でも受け付けている専門店は、たとえば被災などで海水に浸かったり、物理的に破損してしまったVHSの修復作業などを手掛けるケースが少なくありません。個人の目から見ると修復が難しそうなテープでも、実は想像以上に綺麗にテープを修復し、ダビングできるケースがあるということです。
お手元にVHSをまだ残している場合、デジタルファイル化できる最後の機会が2025年かもしれません。デジタル化を行ってみてはいかがでしょうか。
※サムネイル画像は(Image:Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
【関連記事】
・ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
・【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
・COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
・コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
・PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?